『この世界の片隅に』の感想
午後3時、ひばりがピーチク鳴いております。
平和で爽やかな初夏の空です。
アニメ『この世界の片隅に』のDVDを観ました。
とっても良い映画で、本日2度目を観ました。
2度観したのは、『レ・ミゼラブル』以来です。
原作が素晴らしいと思いました。
今までの戦争映画とはまったく違っていて、普通に暮らす主婦の日常が普通に戦争に侵食されていき、普通(といってはいけないけど)に身内の死が訪れる中で、それでも普通に生きていくという、庶民目線の映画でした。
戦時中の話ですから不幸な出来事は起こるのですが、ドラマティックな演出もなけれぱ、起承転結もはっきりとしている訳でなく、主人公“すず”さんのまろやかさによって、殺伐とした時代のはずなのに優しく過ぎていくのです。
最初はずいぶんのんびりとした映画だなあと客観視していましたが、自然に物語に入り込んでしまいました。
そして、見終わった後、何の涙かわからないんですけど、わからない涙が止まりませんでした。
ぜひ一度観てみてください。
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