誕生日プレゼントその2
たびたび私事で恐縮です。
誕生日プレゼントの紹介をさせていただきます。
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過去を振り返ってみますと、男性から頂いたプレゼントで、好みもドンピシャだったということがほとんどありませんでした。
男性の考えるものは、何かがどこかズレています。(失礼)
私の夫も例外ではなく、一番無難だろうとお願いした花束でも、目が点になったことがあります。
なので、男性のプレゼントを選ぶ視点を怪しんでおります。
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それでも、欲しいものをお金を出して買ってもらうだけだと、なんだか味気ないし、時が経ってから、誰にもらったんだっけ?となることもあるので、出来るだけ色々考えてくれたものがいいなあと思っています。
たとえズレていても印象に残りますし、思い出になります。
でも、使わず仕舞いで無駄にはしたくはないし、純粋に喜びもしたいので、さて、今年はどうしようかなと考えてました。
ここで断っておきますが、たとえ自分の好みに合わなくても、私を思って買ってくれたものはとても嬉しいんです。
嬉しいんですけど、あまりに肩透かしなものだと、残念感が否めないんです。
なのでお互い良い気持ちでいるために、的をしぼることにしました。(笑)
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毎年、夫に、お花をお願いしていました。
私は綺麗な薔薇一輪にリボンを結んだもので満足なんですけど、夫は、ある時は種類も色も違う薔薇を一本ずつまとめたぶっとんだ花束。
またある時は、スーパーで売られている398円シールのついた仏花。
というように、ロマンティックさよりも、“自分はいい!と思ったんだよ?可愛いでしょ?”みたいなものになるのです。
私はやっと気付きました。
夫には、花を選ぶセンスがない
気づくのが大変遅くなってしまいました。
では、母が絵本選びが上手なように、夫が得意なものは何だろう?と過去を振り返り考えてみました。
夫からもらった物を頭の中に並べてみて、“小物かも…。”と思い至り、“今年は小物系で”とお願いしました。
予算は2000円以内。この金額なら、残念感があっても耐えられます。
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誕生日前日、買えた?と恐る恐る聞くと、満面の笑みで『大丈夫!絶対自信ある!』と答えられ、余計期待しないようにしようと思いました。
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そして誕生日の朝。
夫がニコニコと茶色の紙袋を渡してくれました。
今までに見たことのない高級感でした。
中を見ると、小さな箱が…!
“もしやこれはアクセサリー系?大丈夫なのか…”とまだ恐る恐るうかがっていました。
そして開けて見ると…
なんて可愛い林檎のピンブローチ!
小さなラインストーンで飾られています。
『すごーい、可愛い、可愛い!』
『私、ピンブローチが大好きなの!よくわかったね。』
『よく買えたね!』
『ありがとう!』
まるで小学生の男の子が母の日のプレゼントを買ってきたかのような喜びぶりに、夫も大満足でドヤ顔してました。
『アクセサリー店に行けば、箱に入れてくれるから、高級感が出ると思った。』
『赤だとどんな服にもワンポイントで目立つから。』
などなど、ちゃんと色々考えたんだということを、一生懸命話してくれました。
本当に小学生かっ。
安堵しました。夫も安堵していました。
お互い、違う意味で恐る恐るでしたので。(笑)
今回はお世辞なしで喜べました。
思えば長い道のりでした。
過ぎ去ったプレゼントが走馬灯のように蘇りました。
恐れていた分、喜びが大きかったとも言えますが、あー、良かった、あー嬉しかった、あー、安心したぁ♪(笑)
以上「夫からのプレゼントの巻」でした。
お付き合いくださり、ありがとうございました♪
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