2015年 08月 13日
今でも心に響いている言葉2『タイミング』
心を打った言葉2
『タイミング』
私は漫画大好き少女でした。
みなさんもそうですか?
漫画の主人公の生き方や言葉は、そのままお手本にしているものもあり、日本人にとって、漫画は単なる娯楽ではなく、文化であり、教育書といえるものもあると思っています。
キャンディキャンディ、ドラえもん、ベルサイユのバラ、バサラ、レディラブ…。
はまった漫画は数知れず、今でこそ手放しましたが、心のバイブルです。
そんな中、ひときわ登場人物の生き方や言葉が強烈に残っている漫画があります。
渡辺多恵子さんの『ファミリー』です。
出会いは中学後半か、高校だったと思います。
アメリカの仲良し家族の物語ですが、一人一人個性的で、主人公の兄が同性愛者という、まだ当時日本では眉をひそめてしまう話題も明るく盛り込まれていて、価値観が変わった漫画でもあります。
その中で私が尊敬している登場人物は、超ド天然楽天キャラの“ママ”です。
そのママが、すねた少女に言った言葉が、今も心にあります。
少女は、自分は継母にいじめられていると“ママ”に相談します。
以下、その少女との会話を載せてみます。
…。…。…。…。…。
少女『…でも、あんたいい人ね、ありがと、本気で心配してくれて…。』
ママ『あらそれはあなたが いい子だからよ。』
少女『あたし いい子なんかじゃないわ。』
ママ『いい子よ。だってこの世に悪い人なんかいないもの。』
(どきっぱり!)
(少女、どてっと倒れる)
ママ『あら?』
ママ『それでも、だれかといがみあったり腹を立てたりしちゃう時ってあるけどそういうのはたいていは人が悪いんじゃなくてタイミングが悪いのよね。』
だからお母さんもね、きっと
すれちがっちゃってるだけなんだと思うの。
こういう時は、ちょっとお休みして待っているといいのよ。』
『ほら、クッキーでも食べて。』
(と、クッキーを渡す)
少女『…そうかな…。
ほんとうにそうかな、ずーっと長いこといじわるしか言えなかった人でも素直になれる時がくる?』
ママ『きます!』
(少女の顔がパーっと明るくなる。)
少女『うん!食べよう!食べるぞー!!』
ママ『食べましょう!』
(二人笑顔でクッキーを頬張る)
…。…。…。…。…。
このあと少女は、実は、父親の再婚相手である継母に いじめられていたのではなく、自分の方が彼女に意地悪していたことを打ち明け、素直になることができたのです。
『ファミリー』渡辺多恵子
第22話“黄昏の魔法使い(クッキーモンスター)”より
…。…。…。…。…。
私はとても単純でしたので、
そっくりそのまま“ママ”の言葉を信じました。
“やっぱりこの世に悪い人はいないんだわ”
ということと、
“タイミングのズレで喧嘩になるだけなんだ”
ということを。
そうしますと、何か人に嫌なことを言われても、
“自分のタイミングと相手のタイミングが悪かっただけ、ズレていただけなんだ”
と思えて、流せるようになりました。
タイミングのズレのせいにしますと、人を責めません。
たった一度のタイミングのズレで、その人を悪く決めつけることもありません。
嫌な言葉を言った人=嫌な人格 とはならず、すべてはタイミングのズレで、本当はいい人、と、こうなります。
タイミングの悪い時が続くのなら、そう、お休みしてればいいのです。
そして美味しいクッキーを食べる。笑
なんて単純明快で簡単な方法でしょう。
こういう思い込みは、誰にも迷惑かけないどころか、自分の精神面にも、周りにもプラスになります。
私は振り返ってみると、こういう言葉との出会いを思い込みに変えて、ダメージ少なく渡ってきたのかな~と思います。
一種の自己防衛だったのかもしれません。
前回の心を打った言葉『石にかじりついても』で書いた通り、自分の心を守るのは自分ですから。
そしてその“守り”とは、攻撃ではなく、明るい思い込みだったのです。
深刻な知識よりも、単純な思い込みの方が、簡単に人生を明るくしてくれると、今振り返ってみて思います。
アラフォーになり、病気になり、様々な人間関係の中で、いつの間にか、人を責め、嫌いになっている自分に気付きました。
傷ついている自分がいました。
タイミングのズレを忘れていたようです。
でもまたちゃんと思い出せました。(*^^*)
やはり、心を打った言葉は、
私を助けてくれるのでした。
お付き合いいただきありがとうございました。
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『タイミング』
私は漫画大好き少女でした。
みなさんもそうですか?
漫画の主人公の生き方や言葉は、そのままお手本にしているものもあり、日本人にとって、漫画は単なる娯楽ではなく、文化であり、教育書といえるものもあると思っています。
キャンディキャンディ、ドラえもん、ベルサイユのバラ、バサラ、レディラブ…。
はまった漫画は数知れず、今でこそ手放しましたが、心のバイブルです。
そんな中、ひときわ登場人物の生き方や言葉が強烈に残っている漫画があります。
渡辺多恵子さんの『ファミリー』です。
出会いは中学後半か、高校だったと思います。
アメリカの仲良し家族の物語ですが、一人一人個性的で、主人公の兄が同性愛者という、まだ当時日本では眉をひそめてしまう話題も明るく盛り込まれていて、価値観が変わった漫画でもあります。
その中で私が尊敬している登場人物は、超ド天然楽天キャラの“ママ”です。
そのママが、すねた少女に言った言葉が、今も心にあります。
少女は、自分は継母にいじめられていると“ママ”に相談します。
以下、その少女との会話を載せてみます。
…。…。…。…。…。
少女『…でも、あんたいい人ね、ありがと、本気で心配してくれて…。』
ママ『あらそれはあなたが いい子だからよ。』
少女『あたし いい子なんかじゃないわ。』
ママ『いい子よ。だってこの世に悪い人なんかいないもの。』
(どきっぱり!)
(少女、どてっと倒れる)
ママ『あら?』
ママ『それでも、だれかといがみあったり腹を立てたりしちゃう時ってあるけどそういうのはたいていは人が悪いんじゃなくてタイミングが悪いのよね。』
だからお母さんもね、きっと
すれちがっちゃってるだけなんだと思うの。
こういう時は、ちょっとお休みして待っているといいのよ。』
『ほら、クッキーでも食べて。』
(と、クッキーを渡す)
少女『…そうかな…。
ほんとうにそうかな、ずーっと長いこといじわるしか言えなかった人でも素直になれる時がくる?』
ママ『きます!』
(少女の顔がパーっと明るくなる。)
少女『うん!食べよう!食べるぞー!!』
ママ『食べましょう!』
(二人笑顔でクッキーを頬張る)
…。…。…。…。…。
このあと少女は、実は、父親の再婚相手である継母に いじめられていたのではなく、自分の方が彼女に意地悪していたことを打ち明け、素直になることができたのです。
『ファミリー』渡辺多恵子
第22話“黄昏の魔法使い(クッキーモンスター)”より
…。…。…。…。…。
私はとても単純でしたので、
そっくりそのまま“ママ”の言葉を信じました。
“やっぱりこの世に悪い人はいないんだわ”
ということと、
“タイミングのズレで喧嘩になるだけなんだ”
ということを。
そうしますと、何か人に嫌なことを言われても、
“自分のタイミングと相手のタイミングが悪かっただけ、ズレていただけなんだ”
と思えて、流せるようになりました。
タイミングのズレのせいにしますと、人を責めません。
たった一度のタイミングのズレで、その人を悪く決めつけることもありません。
嫌な言葉を言った人=嫌な人格 とはならず、すべてはタイミングのズレで、本当はいい人、と、こうなります。
タイミングの悪い時が続くのなら、そう、お休みしてればいいのです。
そして美味しいクッキーを食べる。笑
なんて単純明快で簡単な方法でしょう。
こういう思い込みは、誰にも迷惑かけないどころか、自分の精神面にも、周りにもプラスになります。
私は振り返ってみると、こういう言葉との出会いを思い込みに変えて、ダメージ少なく渡ってきたのかな~と思います。
一種の自己防衛だったのかもしれません。
前回の心を打った言葉『石にかじりついても』で書いた通り、自分の心を守るのは自分ですから。
そしてその“守り”とは、攻撃ではなく、明るい思い込みだったのです。
深刻な知識よりも、単純な思い込みの方が、簡単に人生を明るくしてくれると、今振り返ってみて思います。
アラフォーになり、病気になり、様々な人間関係の中で、いつの間にか、人を責め、嫌いになっている自分に気付きました。
傷ついている自分がいました。
タイミングのズレを忘れていたようです。
でもまたちゃんと思い出せました。(*^^*)
やはり、心を打った言葉は、
私を助けてくれるのでした。
お付き合いいただきありがとうございました。
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May peace prevail on earth
by smilelife8
| 2015-08-13 07:00
| 今も胸に響いている言葉
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