介護記《自立》part1
突然ですが、自立って何でしょうか。
“誰にも迷惑をかけず、経済的にも身体的にも1人でやっていけること”
そんな風に多くの方はとらえていると思います。
ですから動けるうちに貯蓄をし、体を鍛えて、準備をしているわけです。
その心と行動は素晴らしいものだと思います。
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サヨさんは、晩年、全介護の寝たきり生活となり、人の助けによって生きていました。
そうしますと 、人のお世話になっているお年寄りの方や障害を持っていらっしゃる方は、自立をしていないということになるのでしょうか。
私個人の考えですが、生活を一人で行うということ、そのことだけをとって、自立しているとは思っていません。
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サヨさんを介護している時、私たちは、“してあげているんだ”という意識は全くなく、かえって関われる事に喜びを感じ、大きな学びを与えてくれるサヨさんを、とても尊敬していました。
ですからサヨさんのを、“寝たきりになってしまったらだめよね”とか、“こうはなりたくないわ” 、“人間として呆けたらおしまいね”というようなマイナス的なとらえ方はしていませんでした。
なぜ私たちが喜びをもってサヨさんを介護できたかというと、サヨさんを大好きだったということもありますが、その一番の大きな要因は、“感謝”にあると思います。
part2へつづく
ありがとうございました
(^-^)/
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